ネバダ州(読み)ネバダ(その他表記)Nevada

翻訳|Nevada

デジタル大辞泉 「ネバダ州」の意味・読み・例文・類語

ネバダ(Nevada)

米国西部の州。州都カーソンシティー。西の州境シエラネバダ山脈が走る。大規模な放牧や銅などの採掘が盛ん。賭博が公認され、南部ラスベガスがある。→アメリカ合衆国補説

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネバダ州」の意味・わかりやすい解説

ネバダ〔州〕
ネバダ
Nevada

アメリカ合衆国西部の州。州都はカーソンシティー。北はオレゴンアイダホ,東はユタアリゾナ,西と南はカリフォルニアの各州に囲まれた内陸の州である。西にシエラネバダ山脈,東にロッキー山系があり,ほとんど全域がグレートベースン (大盆地) に属する。年降水量は 80~500mmで,大部分が内陸流域をなす乾燥地である。 18世紀以後スペイン人宣教師やハドソン湾会社のイギリス人が州内に入った。 1827年 J.スミスの率いるアメリカ探検隊がグレートベースンを調査し,その後も探検家や開拓者が続いた。ゴールド・ラッシュ期には多くの人々がここを通過した。 48年アメリカ合衆国領,50年ユタ准州領の一部,59年バージニアで金・銀鉱が発見されて人口が増加し,61年ネバダ准州として分離したのち,64年第 36番目の州になった。現在でも金,銀,水銀などを産出。農業は灌漑農業と牧畜で,綿花牧草が主作物。 1960年代から工業化が進み,精錬,食品加工などのほか,機械工業や印刷業なども発達したが,州の経済を支えるのはラスベガスリーノーなどのカジノで行われる賭博とそれに伴う観光である。 70~90年の 20年間で人口が 2.5倍となり,合衆国最大の人口増加率を示すが,原爆実験場,空軍基地など合衆国政府保有地が州域の 85%を占め,砂漠も広く,人口密度は低い。面積 28万6380km2。人口 270万551(2010)。

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