青山半蔵(読み)あおやま はんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「青山半蔵」の解説

青山半蔵 あおやま-はんぞう

島崎藤村の「夜明け前」の主人公
中山道(なかせんどう)木曾(きそ)路の馬籠(まごめ)本陣の主人青山吉左衛門の子。幕末から明治にかけての激変期に,理想をもとめつつ現実に失望し,精神に変調をきたしたとみなされ,座敷牢で死んでいく。藤村の父正樹がモデル。冒頭の「木曾路はすべて山の中である」という一文は有名。この作品は昭和4年から10年まで「中央公論」に掲載された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む