座敷牢(読み)ザシキロウ

デジタル大辞泉 「座敷牢」の意味・読み・例文・類語

ざしき‐ろう〔‐ラウ〕【座敷×牢】

格子などで厳重に仕切り、外へ出られないようにして、罪人狂人放蕩者ほうとうものなどを押し込めておく座敷

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「座敷牢」の意味・読み・例文・類語

ざしき‐ろう‥ラウ【座敷牢】

  1. 〘 名詞 〙 座敷を格子などで厳重に仕切って狂人や放蕩息子などを押しこめて置くところ。また、そこに監禁する私刑のこと。座敷牢屋。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. 座敷牢〈武道伝来記〉
      座敷牢〈武道伝来記〉
    2. [初出の実例]「父信玄公の御意に、深く違、子(ね)の歳より、座布籠(ザシキロウ)に、入まいらせられ候」(出典甲陽軍鑑(17C初)品一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android