青摺の衣(読み)あおずりのきぬ

精選版 日本国語大辞典 「青摺の衣」の意味・読み・例文・類語

あおずり【青摺】 の 衣(きぬ)

山藍(やまあい)の葉などで模様を青く摺り出した衣。後世は、賀茂臨時の祭会に奉仕する舞人が着用する、白い闕腋(けってき)の袍(ほう)青摺にしたものをいい、神事または節会(せちえ)の時着用するのは小忌衣(おみごろも)といって区別した。
古事記(712)下「百官人等悉に紅き紐著ける青摺衣(あをすりのきぬ)を服(き)てありき」

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