青木研蔵(読み)あおき けんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「青木研蔵」の解説

青木研蔵 あおき-けんぞう

1815-1870 江戸後期-明治時代の医師。
文化12年生まれ。青木周弼(しゅうすけ)の弟。広瀬淡窓儒学を,宇田川玄真に蘭医学をまなぶ。長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩の西洋書翻訳掛,侍医などをつとめる。長崎から痘苗をもちかえり,藩内ではじめて種痘を実施した。明治2年宮内省大典医。明治3年9月8日死去。56歳。周防(すおう)(山口県)出身。名は邦彦。字(あざな)は子祐。号は秋渓。通称ははじめ吉次郎。訳書に「医理学源」(共訳)など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android