青村
あおむら
[現在地名]高浜町青
日置村の西に位置し、村の中央を関屋川が流れる。「和名抄」に記された阿遠郷(青郷とも)の遺称地。青郷は中世にも存続し、文永二年(一二六五)の若狭国惣田数帳写には「国領」として青郷が記される。建久七年(一一九六)六月日付若狭国御家人注進案(東寺百合文書)に地名を負う青六郎兼長・同七郎兼綱・同九郎盛時の名がみえ、田数帳は青郷の項に「地頭近江前司恒岡・則行・則信等、御家人青七郎跡関屋三郎伝領也」と記す。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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