青枝村(読み)あおしむら

日本歴史地名大系 「青枝村」の解説

青枝村
あおしむら

[現在地名]下津町青枝

加茂かも川の南側山腹に細長く位置し、東はいちつぼ村、南は沓掛くつかけ村に接する。耕地は段々畑や棚田が多く、「続風土記」に「村中架田のみなり」とある。村名は「青石」とも書く。付近一帯は緑泥片岩の地帯であるが、とくに当地域に顕著なためであろう。慶長検地高目録によると村高一八四石余、小物成五斗七升一合。加茂組に属し、宝暦三年(一七五三)改めの加茂組書上(小松原区有文書)によれば当村は藩の蔵入地で、本田畑高一二六・四八二石、新田畑高はなく、開起田畑〇・一五八石、戸数五六、人数二〇六とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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