青森村(読み)あおもりむら

日本歴史地名大系 「青森村」の解説

青森村
あおもりむら

[現在地名]宇佐市青森

東大堀ひがしおおほり村の西、北流する寄藻よりも川の東岸にあり、南は苅生田かりうだ村、北は水崎みずさき(現豊後高田市)。当村南西部で寄藻川に向野むくの川が合流する。集落は村東部の徴高地にあり、北部には水之江氏が築いた釜風呂かまぶろ池、同池の南にはしん池がある。塩屋・塩浜・塩塚などとみえるが、寄藻川対岸西方の南鶴田みなみつるだ新田は文政年中(一八一八―三〇)に同川河口を干拓して成立した新田で、同新田の成立以前は湾入する周防灘に面していた。正平一一年(一三五六)三月七日の宇佐公浦譲状(広崎文書)によると、封戸ふべ郷内の「青守塩屋壱・同塩浜并塩塚三」などが公浦子息公令に譲られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android