青頚(読み)あおくび

精選版 日本国語大辞典 「青頚」の意味・読み・例文・類語

あお‐くびあを‥【青首・青頸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 首の羽が暗緑色であるところから )
  2. あおくびあひる(青首家鴨)
  3. あおくびあひる(青首家鴨)《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「あをくひと云ふかものくびのあをきに似たればかもとかけり」(出典:塵袋(1264‐88頃)四)
  4. 剃った頭。
    1. [初出の実例]「かんきんてさげた青首生て見へ」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一三(1763)義五)
  5. ( くみしやすい相手を「かも」というところから ) 事情を知らぬ素人。素人客。田舎者。
    1. [初出の実例]「家職を大切に勤らるる息子をそそなかしてはよい青首(アヲクヒ)が有の雄鳥が懸ったとなぐさんで引たくる」(出典洒落本・一騎夜行(1780)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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