ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「青龍三年銘鏡」の意味・わかりやすい解説 青龍三年銘鏡せいりゅうさんねんめいきょう 1994年春,京都府京丹後市弥栄地区と峰山地区にまたがる大田南5号墳から出土した「青龍三年」の銘をもつ四神鏡。「青龍三年」は中国の三国時代の魏の年号で,西暦 235年にあたる。これは卑弥呼の使者が魏に出発する4年前にあたり,魏から下賜された銅鏡 100枚のうちの1枚ではないかと注目されたが,この説が正しいとするならば邪馬台国幾内説を補強することになる。しかし従来の説によると,卑弥呼が受けたのは三角縁神獣鏡であるとされている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by