日本歴史地名大系 「静岡県管内全図」の解説
静岡県管内全図
しずおかけんかんないぜんず
一四八×二三二センチ
成立 明治二二年
原図 静岡県立中央図書館
解説 明治二二年の市制・町村制施行後最初に静岡県が発行した静岡県地図。凡例に伊能忠敬の実測図および地租改正の際に調製された町村ごとの地図を根拠に作製、国境・郡境・町村区域、名称は明治二二年四月現在の調査結果を基にし、神社は官幣社・国幣社・県社、寺院は古刹・著名寺院を掲載したとある。道路は国道・県道・里道を区分けし、鉄道・渡船路も記載されている。また官公庁などが符号でもって記入されている。縮尺は七万二〇〇〇分の一。静岡県全図のほかに静岡市・浜松町・沼津町の市街図が掲載され、静岡市図では駿府城の三重の堀が確認できる。管内各郡役所間の里程表、東海道の里程表も併載。
復刻 「静岡県管内全図」
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報