精選版 日本国語大辞典 「非人寄場」の意味・読み・例文・類語
ひにん‐よせば【非人寄場】
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…江戸では,罹病の囚人や15歳未満の罪人たちは,浅草・品川の非人頭のもとで非人が管理していた非人溜(ひにんため)に収容され,そのことを非人小屋預(あずけ)といった。また,前記の無宿・野非人については,天保~嘉永年間(1830‐54)に浅草に非人寄場(よせば)が設けられていた。非人身分は,1871年(明治4)8月23日の太政官布告により廃止されたが,非人の集住していた非人村の多くは,〈えた〉の集落と同様に江戸時代をつうじて深刻な差別の対象となっており,現代における被差別部落の一源流をなした。…
※「非人寄場」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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