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非人溜 ひにんため

大辞林 第三版の解説

ひにんため【非人溜】

江戸時代、非人頭の管轄のもと、重病や幼少の犯罪人を平癒もしくは成長するまで収容した施設。浅草・品川に置かれた。溜。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の非人溜の言及

【溜】より

…江戸時代における拘禁施設の一種で,病監かつ少年監。江戸では浅草と品川の2ヵ所にあり,町奉行の監督下,非人頭(ひにんがしら)が管理したので非人溜とも呼んだ。溜への収容を溜預(ためあずけ)()といい,入牢中の重病人や無宿の行き倒れ,あるいは15歳に達すれば遠島(えんとう)に処せられるべき幼年者が預け入れられた。…

【非人】より

…彼らは江戸幕府のひざもとで,歴代,〈穢多頭(えたがしら)〉の地位にあった弾左衛門(だんざえもん)の統轄下に置かれたが,直接的には江戸浅草の車善七(くるまぜんしち)に代表されるような各地の非人頭,もしくは非人頭に該当する役職の者(たとえば,京都ではそれを悲田院年寄といっていた),さらには非人頭に属する多数の小屋頭たちの支配を受け,町外れや河原の非人村の小屋に住み,物乞い生活を基本としながら,大道芸,犯罪者の市中引廻し,処刑場での雑役などで,日々の暮しをたてていた。江戸では,罹病の囚人や15歳未満の罪人たちは,浅草・品川の非人頭のもとで非人が管理していた非人溜(ひにんため)に収容され,そのことを非人小屋預(あずけ)といった。また,前記の無宿・野非人については,天保~嘉永年間(1830‐54)に浅草に非人寄場(よせば)が設けられていた。…

※「非人溜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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