面壁(読み)メンペキ

デジタル大辞泉 「面壁」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぺき【面壁】

《「めんへき」とも》壁に向かって座禅すること。また、座禅。

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精選版 日本国語大辞典 「面壁」の意味・読み・例文・類語

めん‐ぺき【面壁】

  1. 〘 名詞 〙 壁に面して坐禅すること。また、坐禅。
    1. [初出の実例]「当年歓楽云不合期云不能出仕、毎事如面壁」(出典:実隆公記‐長享三年(1489)正月一日)
    2. 「独壁に向ひ、九年めんへきの思ひをなし」(出典:仮名草子・竹斎(1621‐23)上)
    3. [その他の文献]〔景徳伝燈録‐三〕

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普及版 字通 「面壁」の読み・字形・画数・意味

【面壁】めんぺき

壁に向って黙坐する。〔景徳伝灯録、三、提達磨〕(普通八年)洛陽(いた)る。~嵩山少林寺に寓止す。面壁して坐し、日默然たり。

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