面折(読み)メンセツ

デジタル大辞泉 「面折」の意味・読み・例文・類語

めん‐せつ【面折】

[名](スル)面と向かって非を責めること。
「―抵争する者よりは、奸佞にして意を迎うる者を」〈田口日本開化小史

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精選版 日本国語大辞典 「面折」の意味・読み・例文・類語

めん‐せつ【面折】

  1. 〘 名詞 〙 面前で人の過失などを責めること。面と向かって非を責めること。
    1. [初出の実例]「至家為国、面折尸諫者、是朕之願也」(出典本朝文粋(1060頃)二・令上封事詔〈慶滋保胤〉)
    2. 「節義ありて面折抵争する者よりは」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)
    3. [その他の文献]〔史記‐汲黯伝〕

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普及版 字通 「面折」の読み・字形・画数・意味

【面折】めんせつ

面前で批難する。〔史記伝〕、人と爲り性倨(おご)り、禮少なく、面折して人の(あやま)ちを容(ゆる)すこと能はず。

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