節義(読み)セツギ

デジタル大辞泉 「節義」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぎ【節義】

節操道義。人としての正しい道を踏み行うこと。「節義を重んじる」

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精選版 日本国語大辞典 「節義」の意味・読み・例文・類語

せつ‐ぎ【節義】

  1. 〘 名詞 〙 人としての正しい道を守りとおすこと。義を守って志をかえないこと。
    1. [初出の実例]「昔者侍衛之士、轂鳴而請死、節義之子、穿地而自殉」(出典家伝(760頃)上)
    2. 「王女の純孝、夫人の節義(セツギ)を、君真物(きんまんもん)の憐みて」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)続)
    3. [その他の文献]〔史記‐虞卿伝〕

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普及版 字通 「節義」の読み・字形・画数・意味

【節義】せつぎ

節操義行。唐・魏徴治道を論ずる〕之れを信ずること篤からざれば、則ち人或いは自ら疑ふ。人或いは自ら疑ふときは、則ち心に且(こうしよ)を懷(いだ)く。心に且を懷くときは、則ち義立たず。義立たざるときは、則ち名興らず。

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