線構造(読み)せんこうぞう(その他表記)lineation

翻訳|lineation

最新 地学事典 「線構造」の解説

せんこうぞう
線構造

lineation ,linear structure

岩石に発達する線状構造のうち,変形に伴って形成したもの。鉱物や鉱物集合体の配列がつくる鉱物線構造,剪断に伴う物体伸張による伸張線構造,微褶曲ヒンジがつくる細密褶曲線構造,層理面と劈開面が斜交するときにできる交線線構造などがある。線構造が面構造に発達するL-Sテクトナイトでは,面の走向傾斜のほかに,線のレイクピッチ),または沈下角プランジ)か沈下方向(トレンド)のどれか一つを測定すれば,ステレオ投影で線構造の姿勢を得ることができる。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「線構造」の意味・わかりやすい解説

線構造
せんこうぞう
lineation

地質学上の用語で、岩石中に存在する各種の線状構造のこと。リニエーションともいう。そのおもなものは、断層面上の条線(ストリエーションstriation)、小~微小褶曲(しゅうきょく)の軸、褶曲に伴って層理面、片理面、劈開(へきかい)面などの面上に形成される条線、層理面と劈開面の交線などの交線線構造、針状・長柱状鉱物粒子の長軸の配列による鉱物線構造、変形した粒子の長軸によって形成される伸長線構造などである。線構造の大きなものとしては、柱を束ねたように見えるマリオンムリオン)、層理面と弱い劈開のほぼ直交した2方向の面で形成された鉛筆構造などがある。岩石の流動変形に際し、既存の構成粒子は伸張したり回転したりして、また新しい鉱物が流動方向にその長軸を向けるように再結晶したりして線構造をつくる。

[吉田鎮男・村田明広]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「線構造」の意味・わかりやすい解説

線構造
せんこうぞう
lineation; linear structure

リニエーションともいう。結晶片岩片理面上にちりめん皺,または条線として示されるもので,劈開面の交線である。線構造の性質や形式によって,変成作用の細かい機構を解析することができる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

岩石学辞典 「線構造」の解説

線構造

線状組織(lineation),直線状構造(linear structure)など露頭,標本,薄片などの岩石全体に現れる線状構造の総称.火成岩と変成岩のいずれにも見られる.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

[名](スル)1 人から受けた礼・贈り物に対して行為や品物で報いること。また、その行為や品物。「地酒を贈って返礼する」2 仕返しをすること。また、その仕返し。意趣返し。返報。[補説]書名別項。→返礼[...

返礼の用語解説を読む