革新軽水炉

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革新軽水炉

国や原子力業界が既存の原発より安全性が高いとする「次世代革新炉」の一つ。国内の商用原発で多く使われてきた軽水炉のメカニズムや出力規模をベースに改良した原子炉で、政府は2030年代の実用化を目標に掲げる。11年3月の東京電力福島第1原発事故で電源喪失やメルトダウン(炉心溶融)が発生したことを踏まえ設計段階から事故対策を組み込む。事故時に溶けた核燃料を受け止める設備や、放射性物質の放出を抑制する機能で安全性の向上を図る。ただ巨額の建設費が見込まれ採算性で課題を抱える。

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