音取る(読み)ネトル

デジタル大辞泉 「音取る」の意味・読み・例文・類語

ね‐と・る【音取る】

[動ラ四]奏楽の前に、あらかじめ楽器調子を試す。音程を調える。
「腰より横笛取り出だし、平調に―・り」〈曽我・七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「音取る」の意味・読み・例文・類語

ね‐と・る【音取】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 音取りをする。楽器や声の調子を決める。
    1. [初出の実例]「横笛(やうでう)ねとり朗詠して」(出典平家物語(13C前)八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android