順光頭巾(読み)じゅんこうずきん

精選版 日本国語大辞典 「順光頭巾」の意味・読み・例文・類語

じゅんこう‐ずきんジュンクヮウヅキン【順光頭巾】

  1. 〘 名詞 〙 ( 江戸時代順光という僧侶遊郭へ通うのに用いたところからいう ) 目の部分だけ残して、頭部や他の部分を全部包む防寒頭巾。婦人が用いる。御高祖頭巾(おこそずきん)
    1. [初出の実例]「此頭巾初りには順光頭巾と云し也」(出典:随筆・愚痴拾遺物語(1758)心意の愚痴の弁)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android