須加神社(読み)すかじんじや

日本歴史地名大系 「須加神社」の解説

須加神社
すかじんじや

[現在地名]嬉野町権現前 神北

権現前ごんげんまえ集落の北の段丘上にある。旧村社。祭神は道主貴神(市杵島姫命・湍津姫命・田霧姫命の三女神)ほか一六神。「延喜式」神名帳に一志郡一三座のうちとして「須加スカノ神社」とある。古代・中世を通じて他の文献にはみえず、近世須賀権現と称された。寛延(一七四八―五一)頃の「宗国史」に権現、「三国地志」に権現祠とみえる。当社の東方の須賀にあり、明治四一年(一九〇八)当社に合祀した八王子祠を式内社の須加神社とする説もある(度会延経「神名帳考証」ほか)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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