須原宿(読み)すはらしゆく

日本歴史地名大系 「須原宿」の解説

須原宿
すはらしゆく

[現在地名]大桑村大字須原

須原宿は木曾十一宿の中央部を占め福島ふくしま上松あげまつとともに「中三宿」の一宿である。他の木曾の宿駅同様戦国時代に成立したもので、文禄二年(一五九三)の「大和田重清日記」に「スハラニテ馬次、宿ノムスコ肝煎テダチン取、御宿ニ御肴無ニ付、鮎三アリノ儘上ル、ノ尻ニ大豆無テ馬ニ麦飼、百卅一文さう用、百廿二文十二里ノ駄ちん」とあり、慶長六年(一六〇一)の「前田慶次道中日記」(山形県米沢図書館蔵)には「野尻ヨリスハラヘ一里半、スハラヨリ荻原ニ二里」とあって、江戸時代以前より宿駅制度が整っていたことを裏付けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「須原宿」の解説

須原宿

(長野県木曽郡大桑村)
信州の民家・街並百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

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