頑夫(読み)がんぷ

精選版 日本国語大辞典 「頑夫」の意味・読み・例文・類語

がん‐ぷグヮン‥【頑夫】

  1. 〘 名詞 〙 道理のわからない男。かたくなな男。
    1. [初出の実例]「其於五色之顕着。則雖頑夫痴子遙弁其端倪」(出典異制庭訓往来(14C中))
    2. 「五十年の頑夫(グヮンプ)自書、自(みづから)禁戒となす」(出典:俳諧・芭蕉庵小文庫(1696)閉関之説)
    3. [その他の文献]〔孟子‐万章・下〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「頑夫」の読み・字形・画数・意味

【頑夫】がん(ぐわん)ぷ

道理のわからぬ男。〔孟子、万章下〕伯夷は目に惡色をず、耳に惡聲を聞かず。~故に伯夷の風を聞くは、頑夫もに、懦夫(だふ)も志を立つるり。

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