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伯夷 ハクイ

デジタル大辞泉の解説

はく‐い【伯夷】

中国古代、殷(いん)初の伝説上の人物。孤竹君の子。国君の後継者としての地位を弟の叔斉(しゅくせい)と譲りあってともに国を去り、周に行った。のち、周の武王が暴虐な天子紂王(ちゅうおう)を征伐したとき、臣が君を弑(しい)するのは人の道に反するといさめたが聞かれず、首陽山に隠れ、やがて餓死したと伝えられる。清廉な人間の代表とされる。

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大辞林 第三版の解説

はくい【伯夷】

中国、殷いん末・周初の伝説的聖人。孤竹国主の長子。弟の叔斉しゆくせいと互いに王位を譲り合って、二人とも国を出奔した。のち、周の武王が殷の紂王ちゆうおうを討つ時、弟とともに、臣が君を弑しいすることの非をいさめたがいれられず、周の天下統一後は周の禄を食むことを恥として首陽山に隠れ、わらびをとって食べ、ついに餓死したという。兄弟は清廉の士の代表とされる。

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世界大百科事典内の伯夷の言及

【伯夷・叔斉】より

…中国,殷末・周初の賢人。伯夷・叔斉の2人は孤竹国(遼西にあった国)の王子であったが,互いに王位を譲りあってともに国を出奔した。一度は殷の(ちゆう)王の朝廷を訪れたが,紂王に見切りをつけて,西伯であった周の文王をたよってそのもとに身をおちつけた。…

※「伯夷」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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