デジタル大辞泉 「頒」の意味・読み・例文・類語 はん【頒】[漢字項目] [常用漢字] [音]ハン(漢) [訓]わける わかつ1 広くわけ与える。「頒価・頒布」2 まだら。「頒白」[補説]2は「斑」と通用。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「頒」の読み・字形・画数・意味 頒常用漢字 13画(旧字)13画 [字音] ハン[字訓] わかつ・あたま[説文解字] [字形] 形声声符は(分)(ふん)。〔説文〕九上に「大頭なり」とあり、〔詩、小雅、魚藻〕「魚在りて(さう)に在り たる其の首り」のように形状の語に用いる。樊光の〔爾雅、注〕に〔詩〕を引いてに作り、に大の意がある。は頒施・頒布の意に用いる。頁(けつ)が儀礼の際の姿であることからいえば、頒賜の義が原義のようである。[訓義]1. わかつ、わけあたえる。2. わかちしく、ほどこす。3. あたま、おおきなあたま。4. びん、びんずら。5. 班と通じ、わける、区分する。6. 斑と通じ、まだら、うつくしい。[古辞書の訓]〔名義抄〕 シタガフ・ワヅカニ・アナガチ・ワカツ・アカツ・オホキニ・ムカフ 〔立〕 アカツ・ムカフ・アカチテ・ワカル・オホキニ・アク・ヒチミル・アマネシ・ワカツ・アナガチ[語系]・班・斑・般・penは同声。また彬pin、biunも声義が近い。通じていえば、分別の意があり、斑爛(はんらん)の意があり、大の意がある。[熟語]頒学▶・頒禽▶・頒行▶・頒降▶・頒賜▶・頒首▶・頒職▶・頒白▶・頒氷▶・頒斌▶・頒布▶・頒賚▶・頒令▶[下接語]散頒・賜頒・時頒 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報