頚金(読み)くびがね

精選版 日本国語大辞典 「頚金」の意味・読み・例文・類語

くび‐がね【首金・頸金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 柄の先に二股に分かれてとげのある金具を取り付けた武器江戸時代、犯罪人を取り押えるのに用いた。刺股(さすまた)
  3. 刑具一つ。首にはめる鉄製の環。鉄製の首枷(くびかせ)。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「頸がねをはめて、あとわにゆい付て」(出典:三河物語(1626頃)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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