頻って(読み)シキッテ

デジタル大辞泉 「頻って」の意味・読み・例文・類語

しきっ‐て【頻って】

[副]しきりに。頻繁に。
当座は―帰りたがった娘が」〈紅葉金色夜叉

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精選版 日本国語大辞典 「頻って」の意味・読み・例文・類語

しきっ‐て【頻て】

  1. 〘 副詞 〙 ( 動詞「しきる(頻)」の連用形助詞「て」の付いた「しきりて」の変化した語 ) 繰り返して。しきりに。せつに。
    1. [初出の実例]「天性名馬の相(さう)有と伯楽しきって申につき」(出典浄瑠璃十二段(1698頃)五)
    2. 「只是非に頻(シキ)って願ふ筋は、何卒是れまでの様に精出して、座敷を勤めて」(出典:人情本・恋の若竹(1833‐39)中)

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