頼甲斐(読み)たのみがい

精選版 日本国語大辞典 「頼甲斐」の意味・読み・例文・類語

たのみ‐がい‥がひ【頼甲斐】

  1. 〘 名詞 〙 頼みにするだけの効果
    1. [初出の実例]「問者小者事之間、甲斐も候はず候、頭者人躰ある事候間、能々可申沙汰候」(出典:師郷記‐嘉吉元年(1441)自八月一日至八月三〇日紙背(中原師世書状))
    2. 「頼(タノ)み甲斐(ガヒ)のない人間下婢ではなくって」(出典:露団々(1889)〈幸田露伴一六)

たより‐がい‥がひ【頼甲斐】

  1. 〘 名詞 〙 たよりにするだけの価値
    1. [初出の実例]「ああ、頼りがいがない」(出典:抱擁家族(1965)〈小島信夫〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む