題者(読み)ダイシャ

デジタル大辞泉 「題者」の意味・読み・例文・類語

だい‐しゃ【題者】

題を出す人。特に、詩歌の会のとき、題を選定する人。

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精選版 日本国語大辞典 「題者」の意味・読み・例文・類語

だい‐しゃ【題者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。立義(りゅうぎ)にさいし、論題を出してその可否を判定する僧職探題(たんだい)
    1. [初出の実例]「範源法印とて季道入道が子ありき。天台宗碩学題者なり」(出典:愚管抄(1220)五)
  3. 問題を出す人。特に、詩歌の会の時、題を選定する人。多く儒者があたる。
    1. [初出の実例]「今日秀才両人〈基業、範季〉献策〈略〉未刻、題者、式部権少輔公賢、入自東腋門」(出典:兵範記‐仁平四年(1154)四月二〇日)

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