題者(読み)ダイシャ

デジタル大辞泉 「題者」の意味・読み・例文・類語

だい‐しゃ【題者】

題を出す人。特に、詩歌の会のとき、題を選定する人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「題者」の意味・読み・例文・類語

だい‐しゃ【題者】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。立義(りゅうぎ)にさいし、論題を出してその可否を判定する僧職探題(たんだい)
    1. [初出の実例]「範源法印とて季道入道が子ありき。天台宗碩学題者なり」(出典:愚管抄(1220)五)
  3. 問題を出す人。特に、詩歌の会の時、題を選定する人。多く儒者があたる。
    1. [初出の実例]「今日秀才両人〈基業、範季〉献策〈略〉未刻、題者、式部権少輔公賢、入自東腋門」(出典:兵範記‐仁平四年(1154)四月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android