顔先(読み)カオサキ

デジタル大辞泉 「顔先」の意味・読み・例文・類語

かお‐さき〔かほ‐〕【顔先】

顔の前。目の前。
鼻など、顔の中の突き出た部分
築地の角に走りあたりて、―突き欠きて」〈著聞集一六
顔。顔つき。
「心地よげに―赤めあひて」〈宇治拾遺・五〉

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精選版 日本国語大辞典 「顔先」の意味・読み・例文・類語

かお‐さきかほ‥【顔先】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 顔の前。目の前。眼前
  3. 顔のなかで突出した部分。鼻などのこと。
    1. [初出の実例]「築地の角に走りあたりて、かほさきつきかきてありけり」(出典:古今著聞集(1254)一六)
  4. 顔色表情。かおばせ。
    1. [初出の実例]「この集まりたる人々、心ちよげに、かほさきあかめあひて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)五)

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