願瀬山窯跡群(読み)がんぜやまようせきぐん

日本歴史地名大系 「願瀬山窯跡群」の解説

願瀬山窯跡群
がんぜやまようせきぐん

[現在地名]酒田市生石 滝の沢

平野東縁の生石おいし集落から東に一・五キロ、大森おおもり(一七三メートル)を越えると通称願瀬山とよぶ山間低地がある。山裾には須恵器が散布し、酒田市東部丘陵窯跡群のなかで願瀬山窯跡群と小区分されてきた。願瀬山周辺には常禅寺層とよぶ純白に近いシルト質の強い粘土があり、これが灌漑用水池の水の浸透を防いでいるだけでなく、可塑性が強く良質の陶土となる。北方通越とおりごえ集落から矢流やだれ川沿いに下れば山越えせずに平野部に出られる位置にあり、願瀬山の低地周辺の山裾には一〇基の窯跡が認められるが、精査すればさらに増加が見込まれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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