願興寺村(読み)がんごうじむら

日本歴史地名大系 「願興寺村」の解説

願興寺村
がんごうじむら

[現在地名]丹後町みや 願興寺

依遅いち山の西麓に位置し、西方は開けて竹野川流域の沖積地となっている。丹後国田数帳に「願興寺 十三町四段百八十歩内 十町四段百八十歩成吉越中、三町同三良左衛門」とみえる。慶長検地郷村帳には高四七・四一石「願興寺村」として出るが、延宝九年(一六八一)の延高で六二石余となった(天和元年宮津領村高帳)。宮津藩領として推移したが、寛文六―九年(一六六六―六九)、延宝八―九年、享保二年―宝暦九年(一七一七―五九)幕府領

小字みやうちにあった願興寺は慧鏡山と号しもと真言宗の寺院。「宮津府志」に「伝云、古有大刹伽藍本尊薬師如来所謂金麿親王七仏中之第三金色宝光如来是也、中古以来堂塔廃絶今僅スル薬師堂一宇而已、境内鏡池者来由未考」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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