顧念(読み)コネン

デジタル大辞泉 「顧念」の意味・読み・例文・類語

こ‐ねん【顧念】

[名](スル)気にかけること。心配すること。思うこと。考えること。顧慮

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精選版 日本国語大辞典 「顧念」の意味・読み・例文・類語

こ‐ねん【顧念】

  1. 〘 名詞 〙 ふりかえって思うこと。また、気にかけて考えること。
    1. [初出の実例]「心中昔事難忘却、顧念閨房恩愛情」(出典新撰万葉集(893‐913)上)
    2. 「国民の幸福年の豊凶を顧念して仏法を尊ばれたのである」(出典:国民性十論(1907)〈芳賀矢一〉三)

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普及版 字通 「顧念」の読み・字形・画数・意味

【顧念】こねん

心にかける。〔漢書、外戚上、孝武李夫人伝〕夫人曰く、~上(しやう)の攣攣(れんれん)として我を念する以のは、乃ち生の容貌を以てなり。今我が毀壞(きくわい)して顏色故(もと)に非ざるを見ば、必ず畏惡して我を吐せん。

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