精選版 日本国語大辞典 「顰面」の意味・読み・例文・類語 しかめ‐つら【顰面】 〘 名詞 〙 ( 「しかめづら」とも ) まゆのあたりにしわを寄せた、不機嫌そうな顔。渋面(じゅうめん)。しかみづら。しかめっつら。しかめがお。[初出の実例]「『平民は不可(いかん)』と憎々しく顰面(シカメツラ)をして首を掉(ふ)る」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上) しかめっ‐つら【顰面】 〘 名詞 〙 「しかめつら(顰面)」の変化した語。[初出の実例]「笑ってから急にしかめっ面をして、何となく裏切られたやうな心地で」(出典:異端者の悲しみ(1917)〈谷崎潤一郎〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by