飛燕草(読み)ヒエンソウ

デジタル大辞泉 「飛燕草」の意味・読み・例文・類語

ひえん‐そう〔‐サウ〕【飛×燕草】

キンポウゲ科の越年草。高さ30~90センチ。葉は分裂し、裂片は線形初夏、青・紫色きょをもつ花が総状に咲く。南ヨーロッパ原産で観賞用。デルフィニウム。ちどりそう。

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精選版 日本国語大辞典 「飛燕草」の意味・読み・例文・類語

ひえん‐そう‥サウ【飛燕草】

  1. 〘 名詞 〙 キンポウゲ科の一年草。南ヨーロッパ原産で、日本には明治初年に渡来し、観賞用に栽培される。高さ〇・三~一メートル。葉は互生して掌状に分裂し裂片は線形。初夏、茎頂総状花序を出し径約三センチメートルの美しい花を多数つける。花は白・淡紅・青・紫色などで八重咲もある。ちどりそう。ラークスパー。《 季語・夏 》 〔薬品名彙(1873)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「飛燕草」の解説

飛燕草 (ヒエンソウ)

学名Delphinium ajacis
植物。キンポウゲ科の越年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の飛燕草の言及

【デルフィニウム】より

…切花用として,また花壇に栽培されるキンポウゲ科の秋まき一年草(イラスト)。花の形からチドリソウ(千鳥草)とも,ヒエンソウ(飛燕草)とも呼ばれる。茎は高さ80~100cm,直立し,上部で小枝を分け,5月に総状にたくさんの花をつける。…

※「飛燕草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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