飛鳥路村(読み)あすかじむら

日本歴史地名大系 「飛鳥路村」の解説

飛鳥路村
あすかじむら

[現在地名]笠置町大字飛鳥路

西流する木津きづ川南岸に位置し、地勢は「全地稍北ニ傾斜シ無数ノ山岡村落を囲ミ、平坦ノ地ハ止タ人家一部分ノミ、漕運便利ニシテ薪炭乏シカラス」で、木津川水運用の荷船(五〇石未満)二七艘を有した(京都府地誌)。「京都府地誌」は村の沿革を「古時飛鳥路荘と称シ南北大河原・野殿後童仙房村ニ合ス田山・高尾六村ノ本郷タリ、後世庄号ヲ廃シ各村分立ス」と記すが、史料的には確認できない。

享保一四年(一七二九)の山城国高八郡村名帳によれば高一六七・七七七石で柳生藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む