日本歴史地名大系 「笠置町」の解説 笠置町かさぎちよう 京都府:相楽郡笠置町面積:二三・七四平方キロ相楽郡の東部に位置し、東は南山城(みなみやましろ)村、西は加茂(かも)町、北は和束(わづか)町、南は奈良市に接する。町域は笠置山地によって占められ、全面積の八割が山林で、町中央部を木津(きづ)川が西流し、南側の山地から布目(ぬのめ)川・打滝(うつたき)川がこれに注ぎ、その沿岸にわずかの耕地が開ける。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「笠置町」の意味・わかりやすい解説 笠置〔町〕かさぎ 京都府南端部,笠置山地北部の町。笠置山地の横谷をなす木津川沿岸に位置。 1934年町制。『延喜式』によれば,この地から朝廷に竹箸を納入するしきたりがあった。山地が多く平地は木津川とその支流沿いにわずかみられる。後醍醐天皇ゆかりの笠置寺のある笠置山と,峡谷美で知られる木津川,笠置鉱泉があり,付近は笠置山府立自然公園に属する。木津川に沿って国道 163号線 (伊賀街道) ,JR関西本線が並走する。面積 23.52km2。人口 1144(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報