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食制 しょくせいfood taboo; food avoidance

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

食制
しょくせい
food taboo; food avoidance

食物規制,食のタブーのこと。本来は食用可能であるが,イスラム教の豚,ヒンドゥー教の牛のように宗教的理由による食用の禁止,また性別・年齢・社会的地位による規制,さらには妊娠・病気・儀礼当事者に対する規制などさまざまである。食物規制は自然環境や食物の栄養分の効率的摂取などの生態的経済的条件によって決定されるとする文化唯物論の立場もあるが,文化体系の中で食物となるものがどのように分類され位置づけられているかが重要であるとする構造主義的見解が一般的である。水中で暮らすと同時に陸にも上がれる動物,もともと野性でありながら人間の生活の一部となっているものなど両義的な性格を帯びているいわゆる「カテゴリー化しにくいもの」が規制の対象となりやすい。境界性,タブー,汚穢 (おえ) ,聖なるものなどとの関連性が強い。

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