精選版 日本国語大辞典 「汚穢」の意味・読み・例文・類語
お‐わい ヲ‥【汚穢】
〘名〙
※俳諧・末若葉(1697)下「水雪のいさぎよきも止って、うごかざる時は汚穢をなせり」 〔史記‐秦始皇本紀〕
② (━する) けがすこと。よごすこと。
③ 糞尿(ふんにょう)。おあい。
※漫談集(1929)花の噂〈大辻司郎〉「菜の花見〈略〉春風そよそよと、時たまオワイの香もゆかしいものだ」
お‐かい ヲクヮイ【汚穢】
〘名〙 =おわい(汚穢)
※狐の裁判(1884)〈井上勤訳〉八「又頭に帽を載だき只上表(うはべ)のみこれ飾りて、汚穢(ヲクヮイ)極まる社会(なかま)をも、我よく之を明らめたり」
お‐え ヲヱ【汚穢】
〘名〙 けがらわしいこと。穢の禁忌に抵触すること。また、きたないもの。わえ。〔書言字考節用集(1717)〕
お‐あい ヲ‥【汚穢】
わ‐え ‥ヱ【汚穢】
〘名〙 きたないこと。けがれていること。また、そのもの。おえ。
※権記‐長保三年(1001)六月二〇日「賀茂吉田社四至内不浄汚穢之由有」
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