食通(読み)ショクツウ

精選版 日本国語大辞典 「食通」の意味・読み・例文・類語

しょく‐つう【食通】

  1. 〘 名詞 〙 料理の味や知識に通じていること。また、その人。グルメ。
    1. [初出の実例]「向島言問の長命寺の入口に在る桜餠と云へば、食通(ショクツウ)ならずともせめて名位は知らぬものはない」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉三月暦)

くい‐かよいくひかよひ【食通】

  1. 〘 名詞 〙 食事自前で通うこと。給金なしの自弁で、奉公などに通うこと。
    1. [初出の実例]「山里の花にと急ぐ喰通ひ〈宗因〉 大工小屋にも春は来にけり〈武仙〉」(出典:俳諧・天満千句(1676)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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