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食連星 しょくれんせいeclipsing binary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

食連星
しょくれんせい
eclipsing binary

変光星ともいう。連星が互いにし合うことによって光度変化を起こす変光星主星伴星の大きさ,光度の差,および軌道面の視線方向との一致の度合いにより,さまざまな光度変化曲線を示し,こと座β型,ペルセウス座β星 (→アルゴル ) 型,おおぐま座W型に分類される。公転の1周期内に2度食を起こす場合,伴星が主星を隠すときが光度低下が大きいので,これを主食,逆のときを副食という。公転周期も,わずか 0.18日のふたご座U星や 0.3日のおおぐま座W星から,27年のぎょしゃ座ε星にいたるまでいろいろである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の食連星の言及

【食変光星】より

…食連星eclipsing binaryともいう。望遠鏡で見ただけでは一つの恒星だが,明るさを測っていくと周期的に減光し,その光度曲線の形から二つの星からなる連星の食現象による減光であることがわかる場合,食変光星という。…

【連星】より

…一つは,連星の軌道傾斜角が比較的大きく,軌道運動による視線速度の変化に伴う恒星のスペクトル吸収線の波長の周期的変動が検出される場合で,これを分光連星(図2)という。もう一つは,軌道傾斜角が90゜に近く,両星が軌道運動しながら互いに相手を隠し合うことによって,周期的に減光が観測されるもので,これを食連星または食変光星という。 分光連星では,両星の視線速度変化が観測されている場合,他の手段により軌道傾斜角がわかれば,両星の軌道運動の実速度が得られ,これと軌道長半径との関係を用いて,両星の質量が導ける。…

※「食連星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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