飢飽(読み)きほう

精選版 日本国語大辞典 「飢飽」の意味・読み・例文・類語

き‐ほう‥ハウ【飢飽】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「きぼう」とも ) 飢えることと満腹すること。また、飢え。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「椎茸の大小全く損益に関し、燔麺(〈注〉はんぺん)の厚薄、尚飢飽に係る」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉二)
    2. [その他の文献]〔荘子‐人間世〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「飢飽」の読み・字形・画数・意味

【飢飽】きほう(はう)

うえと飽食と。〔列子、力命〕色欲慮煩散に由る。天に非ず、鬼に非ず。漸(はげ)しと雖も攻(をさ)むべきなり。

字通「飢」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android