飯土用村(読み)いいとよむら

日本歴史地名大系 「飯土用村」の解説

飯土用村
いいとよむら

[現在地名]大信村豊地とよち

外面とづら(飯土用川)沿岸山間に位置し、南は大谷地おおやち(現白河市)、西は下羽太しもはぶと(現西郷村)、北は岩瀬郡滑里川なめりかわ村、東は増見ますみ村、南北に通る白河街道宿駅で、古くは飯土井とも書いた。天正一九年(一五九一)一一月二一日の町野長門伝符状(楽美術館蔵)のなかに「いいとい」とあり、蒲生氏郷の命で会津に向かう天下一の焼物師楽常慶のために伝馬一匹の出役を命じられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android