飯岡町(読み)いいおかまち

日本歴史地名大系 「飯岡町」の解説

飯岡町
いいおかまち

面積:一八・二二平方キロ

銚子市の西に位置し、南は太平洋に臨む。北は海上うなかみ町、西は旭市と接する。国道一二六号が通る。律令制下では「和名抄」に記載される海上うなかみ匝瑳そうさ両郡の境界域にあったとされ、海上郡横根よこね郷は遺称地が残ることから当町域に比定される。中世にはこの横根郷が三崎みさき庄内としてみえるほか、三川さんがわなどが史料に現れる。江戸時代には一一ヵ村あり、幕府領のほか旗本の知行所が多く、また与力給知もみられた。明治八年(一八七五)諸村は第一六大区第六・七小区に属した。同二二年の町村制施行に伴い飯岡町・三川村豊岡とよおか村が成立。昭和二九年(一九五四)飯岡町と三川村が合併し、新たに飯岡町が発足。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報