飯島春敬(読み)イイジマ シュンケイ

20世紀日本人名事典 「飯島春敬」の解説

飯島 春敬
イイジマ シュンケイ

昭和・平成期の書家 日本書道美術院理事長。



生年
明治39(1906)年12月18日

没年
平成8(1996)年1月22日

出生地
東京

本名
飯島 稲太郎

主な受賞名〔年〕
勲三等旭日中綬章〔昭和59年〕,毎日出版文化賞特別賞(第41回)〔昭和62年〕「飯島春敬全集

経歴
書家としても書道史研究家としても“書道界きっての実力者”といわれ、特に昭和9年から古筆研究に精励戦後、書道界の再建に尽力し、20年日本書道美術院を創設。一方、毎日書道展設立、興隆の立て役者としても活躍。日本書道美術院理事長、全日本書道連盟理事長、書芸文化院理事長などを兼ねた。58年編・著「綜合書道大辞典」(全18巻)が完成。62年には全著作を集大成した「飯島春敬全集」(全12巻)が完結した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「飯島春敬」の解説

飯島春敬 いいじま-しゅんけい

1906-1996 昭和-平成時代の書道家。
明治39年12月18日生まれ。昭和20年日本書道美術院を創設し,戦後の書道界の再建と書道普及につくした。戦前から古筆の研究と収集で知られ,書道史などの著作を集大成した全集(全12巻)で,62年毎日出版文化賞特別賞を受賞した。妻はかな書で知られた飯島敬芳(本名・重子)。平成8年1月22日死去。89歳。東京出身。本名は稲太郎(いねたろう)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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