最新 地学事典 「飯縄火山」の解説
いいづなかざん
飯縄火山
Iizuna volcano
長野市北西約10kmにある複式成層火山。飯綱火山とも。基盤は新第三系。山頂部には,北西に開いた小カルデラを伴う。最高点は外輪山の飯縄山(1,917m)で,基盤との比高は約1,000m。底面積と体積は,それぞれ180km2と25km3。形成史は,二つの活動期(約34万年前ころと20万~15万年前ころ)と二つの休止期に大別される。約6万年前に2回の水蒸気爆発があり,それに伴う降下堆積物が山麓に分布する。岩石は主に輝石安山岩で,少量の玄武岩とデイサイトを伴う。参考文献:早津賢二(1985) 妙高火山群,第一法規出版
執筆者:小野 晃司・早津 賢二
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

