飯野城(読み)いいのじょう

日本の城がわかる事典 「飯野城」の解説

いいのじょう【飯野城】

宮崎県えびの市飯野にあった要害山城(やまじろ)。城の南方は川内川(せんだいがわ)に面し、東方と西方もその支流が流れ険崖になっており、北方は押建山が壁の役割を果たしている。1160年(永暦1)に、真幸院(まさきいん)司の日下部重貞が築いた。のち北原氏、島津氏の居城となるが、1615年(元和1)の一国一城令により廃城となった。本丸、二の丸、三の丸の主郭や見張り台、枡形、射場(いば)と呼ばれる遺構があり、長さ約10mの石塁も残っている。現在、亀城公園として本丸と物見曲輪(ものみぐるわ)が整備されている。JR 吉都線えびの飯野駅からバスで飯野下車。◇亀城、鶴亀城とも呼ばれる。

出典 講談社日本の城がわかる事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む