飴屋節(読み)あめやぶし

精選版 日本国語大辞典 「飴屋節」の意味・読み・例文・類語

あめや‐ぶし【飴屋節】

  1. 〘 名詞 〙 飴屋が売り歩く時にうたった唄。鉦(かね)太鼓に合わせてうたう。近世には土平節(明和)、あんけらこんけら節(安永)、玄女節寛政)、勇節文化)、よしこの節、かんかん節(文政)など種々あり、明治時代は「よかよか飴屋のかかなれば…」というのがもっぱらうたわれた。
    1. [初出の実例]「きのふ三人抱(かか)へしは、ラッパの音にすててこ踊り 又一昨日五人の者は、どんどこせいの飴屋節(アメヤブシ)」(出典歌舞伎滑稽俄安宅新関(1865))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む