養気(読み)ようき

精選版 日本国語大辞典 「養気」の意味・読み・例文・類語

よう‐きヤウ‥【養気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 気力を養成すること。元気を養うこと。
    1. [初出の実例]「根は〈略〉土中より養液を吸収して葉片伝へ多量の養気を洩し」(出典:博物図教授法(1876‐77)〈安倍為任〉一)
    2. [その他の文献]〔周礼‐天官・瘍医〕
  3. 道家で、心身の気を養う法。保健・延命の術。
    1. [初出の実例]「仙術の士は養気に偏にして」(出典:養生訓(1713)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「養気」の読み・字形・画数・意味

【養気】よう(やう)き

気をやしなう。〔列子黄帝〕其の性を壹(もつぱ)らにし、其の氣をひ、其のを含み、以て物の(いた)るず。夫(そ)れ是(かく)の(ごと)きは、其の天、きを守り、其の(こころ)郤(げき)無し。物奚(いづ)れよりか入らん。

字通「養」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android