養老寺跡(読み)ようろうじあと

日本歴史地名大系 「養老寺跡」の解説

養老寺跡
ようろうじあと

[現在地名]高岡市二上

二上射水ふたがみいみず神社(二上山権現)別当寺で、総山号を二上山、総寺号を養老寺と称した。真言宗。貞享二年寺社由緒書上に、養老元年(七一七)開基で、往古講堂鐘楼・堂塔・四十九院など寺数三千八〇〇坊があり、境内は四門を構え、東門は城光寺じようこうじ村、北門は太田おおた村の渋谷しぶたにに、南門は大門だいもん(現大門町)、西門は仁王門で、手洗野たらいの村に寛永一三年(一六三六)まであったが、翌年本社前に移したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android